ベライゾン端末が必ずしもauのCDMA2000を掴まないという件
ベライゾン版のBlackBerryQ10 SQN100-2がauの音声通話が可能であったことで気持ちが大きくなり、つい更に探究心が高まりまして。
ヤフオクでベライゾン版のBlackBerryBold9930が出ていたことから買い足しました。
そして、手元に届くやいなや、SQN100-2と同様にauのiPhone5で使っているSIMを差し込んで各種の設定をしてみました。
ところが今回は音声通話はできませんでした。
SQN100-2も9930も、ベライゾンのCDMAに対応しているはずですが、これはなぜでしょうか?
いろいろと調べていて、どうやら同じCDMAであっても、サブクラスという部分で区別があるようです。
今回は以下のブログが参考になりました。
ありがとうございます。
http://blog.osakana.net/archives/3041
こちらのブログから引用します。
以下、引用 ~
BCの下にはBand Sub Classというくくりもあったりする。
Band Class 0 Band Sub Class 0: 北米とか(824-849/869-894MHz)
Band Class 0 Band Sub Class 2: 日本 新800MHz(824-830/869-875MHz)
Band Class 0 Band Sub Class 3: 日本 新800MHz 2012年以降の拡張領域(815-830/860-875MHz)
なので、北米機種でBC0対応であっても、日本で使えるかどうかは、Band Sub Class2と3に対応しているかどうかにかかっているということになる。
引用終わり
日本のauと北米のCDMAは同じBC0ですが、Band Sub Classが違ってます。
さらに調べると日本では2012年にauがCDMAONEの免許が失効して、現在の規格に移行しました。推測ですが、時期的にその際にBand Sub Classが拡充されたと考えられます。
つまり、BlackBerry9930は2012年に以前に発売されており、Band Sub Classの部分で対応していることを期待できそうにありません。
一方、SQN100-2は音声通話が出来たことを考えると、こちらが発売された時期以降のベライゾン版の端末ならばauのCDMA2000の電波を掴めるものが他にもあると期待できそうですね。
ここで、ふと思い出したのですが、ベライゾン版のiPhone5は日本の主要3社の電波をつかむということで話題になっていたことが思い出されます。
なるほどそういうことだったのかと、今は腑に落ちました。
少々無駄遣いになりましたが、ネットで断片的になっていて、あまり知られていない知識をまとめることが出来たということで満足したいと思います。
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