介護保険の利用者負担割合と高額サービス費、そして、確定申告の医療費控除対象
確定申告の締め切りがいよいよ明日に迫ってきました。
私も自分の祖父母の確定申告を手伝っているということもあり、確定申告には関心が高いところです。
特に今年度のトピックスとして気にかかったのは、平成30年8月の利用者負担割合の見直しでした。
https://www.mhlw.go.jp/content/000334525.pdf
厚労省の資料を読んでみると、3割負担か2割負担かのチェックポイントで、65歳以上というのは分かりますが、「合計所得金額」とか、「年金収入とその他の合計所得金額」とか、所得と収入といった言葉が組み合わさっていてちょっと分かりにくいなあという印象でした。
市区町村の役所に問い合わせて、やっと理解できたのですが、窓口の方も用語がごっちゃになってしまう場面があり、改めてお話と資料を突き合わせて理解することができました。
今回の見直しで利用負担割合が2割負担、3割負担となった方でも、「高額サービス費制度」という制度で負担額を抑えることができます。
これは市区町村に申請すると、基準に照らした一定額を超えた分の自己負担金が届出口座に返還されますので、忘れずに手続きしたいですね。
「高額サービス費制度」は時効2年です。2年前に満たない期日の分まで申請することができます。
また一度申請すると以降は自動で返還されるとのこと。ご高齢の方にやさしい仕組みだと思いました。
確定申告で医療費控除の制度はご存知の方も多いと思いますが、介護保険の利用料でも医療費控除の対象になるものがあると知り、調べました。
医療費控除の対象を手短にまとめると、特別養護老人ホームや介護老人保健施設など、診療所や病院に類すると定められている入所サービス、訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリなどの医療系の居宅サービス、医療系サービスと併用される介護サービスだそうです。
国税庁のサイトはちょっと言葉が難しいのですが、こちらのほうが私のざっくりしたまとめよりも正確ですのでご一読をおすすめしたいです。
最後に最近読んだ中で、高齢者のとっても分かりやすかった本をご紹介します。
マンガと分かりやすい図の多い本で、親の入院や介護、そして看取るまでの間に知っておきたいなあ、知っていてほしいなあということが、本当にわかりやすくまとまっています。
本当におすすめです。